DALMORE |
ハイストリートの終わりあたりから右に曲がり、インヴァーゴードンへと続いているダルモアロードを進む。下を走っているA9バイパスを越え、右に曲がりそのまま下るとダルモア蒸留所だ。
黒い屋根に所々煤がかかったような煉瓦。まさに『外観は駅舎のよう・・・』と大全に書いてある通りだった。蒸留所はクロマティー湾に面しており、ニューポットを待っている空き樽の向こうには油田プラント(?)が見ることができた。 |
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見学をさせてもらうべくオフィスを探していると、なにやら物音がする。音のする方へ進むと、そこではトラックから空き樽を降ろしていた。オフィスはどうやらその奥のようなので邪魔しないように近づくと、作業員の一人が挙動不審の僕に気づいた。見学したいことを告げると何か一言叫び、それに答えるように一人の男性がこっちに近づいて来る。見た感じ所長っぽいおっさんだ。そのままオフィスの方に案内されて入口に着くと、おっさんは僕にここで待つように告げてどこかへ行ってしまった。辺りをキョロキョロ見渡していると、一人の女性が笑顔で話し掛けてきてくれた。彼女がガイドをしてくれるようだ。
現在ダルモアでは見学施設が工事中のため見学を受け付けていないようだが、「せっかく来てくれたのだから特別に案内してあげる」と笑顔で言ってくれて、初めての一対一でのツアーが始まった。 |
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初めに案内されたのはモルトミル。ダルモアでは現在モルティングが行われていないのでキルンは使用せず、フェノールコンテンツ2ppmのモルトを購入。仕込み水は蒸留所の横を流れているピーティーでソフトウォーターのアルネス川を使用しているとのこと。
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| マッシュタンを見て続いてはウォッシュバック。オレゴンパイン製で、スイッチャーはついているものの現在はブルイックラディ同様使用していないという。理由は今使用しているイーストだと発酵最盛時でも上まで泡が来ないかららしい。発酵している様子を見せてもらった後はいよいよスチルハウスへ。 |
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熱気のこもった部屋にはポットスチルが左右4基ずつ分かれていた。大全に書いてあるようにここのポットスチルは非常にユニークで、ウォッシュスチルはランタンヘッド型のT字シェイプ、ローワインズスチルには首の部分にウォータージャケットが取り付けられている。そしてその中にありましたよ、1874年製ウォータージャケット付きローワインズスチル!今でも現役で働いているようで、稼動中にもかかわらず写真を撮らせてくれた。隣に2つ設置してあるスピリッツセイフは、クロスワードパズルにいそしんでいた若いスチルマンが説明してくれた。大全に載っていた勝新太郎似(?)のスチルマンには会えずちょっと残念。 |
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最後にウェアハウス見せてあげるということで熟成庫に向かったが、鍵を持っている人がどこかに行ってしまったということで残念ながら中には入れなかった。きっとあのおっさんが持っていたに違いない。話によるとウェアハウスは10棟あり、計8万3000樽が眠っているとのこと。そしてダルモアは週7日24時間フル稼動で、現在年間400万リットルのウィスキーを生産しているという。
一通り見学した後、オフィスにある一室に案内された。ソファーに座って待っていると2種類のダルモアを持ってきてくれて試飲させてくれた。見学後のウィスキーは美味い。最後になかなか言葉が伝わらない僕を相手に親切にガイドしてくれたことにお礼を言うと、お土産にと蒸留所のパンフレットとキーホルダーまで頂いちまった。ダルモアありがとう!じきに完成するというビジターセンターが楽しみだ。 |
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